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2018年4月

2018年4月 9日 (月)

春の絵本

日本橋のタロー書房の絵本コーナーにかわいい絵本が積まれていました。
石井睦美/文・布川愛子/絵の「はるのワンピースをつくりに」。
手に取ってパラパラとめくるとかわいくて色鮮やかなイラストに心ウキウキしてきました。

Honn1

うさぎのさきちゃんは仕立て屋のミコさんのところに春のワンピースを注文しに出かけます。
ミコさんはさきちゃんの気分を知らなくっちゃと次から次へと質問をします。春の花は?春の色って?春の音は?春になったら誰に合う?何をしたい?ポケットには何を入れる?等々…
そしてさきちゃんからの質問はえりはどうしよう?
このえりについてのミコさんの答えが楽しくて、さらさらもめんにつやつやシルク、さやえんどうの丸いまめが付いてたり、ミントの葉っぱやよつ葉のクローバーをつなげたり、クモの糸で編んだレースのえり…
本当にこんなえりがあったらいいなあ~イメージがどんどん膨らんでいきます。ボタンやかざりもさきちゃんの好みを聞くミコさん。

私の好きな場面、静かな夜、ミコさんはさきちゃんの言葉を思いかえし、野原をかけまわるさきちゃんを思い浮かべながらカタカタミシンを踏みます。静けさやミコさんの温かさがじ~んと伝わってきます。
最後にさきちゃんは出来上がったワンピースを着ておばあちゃんのところに春を届けに行きます。おばあちゃんもきっと喜ぶだろうなあ~

切り取って使えるさきちゃんの着せ替えも付いていました。子どもの頃に読んでいた「りぼん」の付録を思い出します。

Photo

この絵本を読んでいて、ふと目黒に住むデザイナーのYさんのことを思い出しました。
Yさんもいつも着る人の気持ちを考えて制作されます。

アトリエをのぞくと、奥でひたすらカタカタとミシンを踏まれています。おしゃべりも楽しい方で、時にはアトリエの前を偶然通りがかった若者の話を聞いてあげたりすることも。
Yさんが素晴らしいのは、相手の悩みを聞いた時点で自分のことになる…私も話を聞いてもらって元気になったことが何度かあります。

世界に一つしかないステキなお洋服を作るだけでなく、いつも人の気持ちを大事に考えてくれるYさん、この絵本のミコさんと重なります。

2018年4月 2日 (月)

布絵本

笠間のイベントの翌日から札幌に帰りました。

着いた日の新聞に興味深い記事を見つけました。
「ふきのとう子ども図書館 手作り布絵本」。

Sinnbunn

ふきのとう文庫の布絵本の紹介です。何年か前に札幌の小冊子でこちらの活動を知りました。
1970年に小林静江さんがご自宅で身体障害児専用の子ども文庫を開いたのが始まりだそうです。
以前は平和というところでしたが、4年前に桑園に移転されたとのこと。
早速義母の病院の帰りに寄ってみることにしました。

Fukinotou_2

お天気だけど凍てつくように寒い日、ペタンコの靴で出かけた私は足がピリリと痛いくらい冷えてしまいましたが、子ども図書館のドアを開けた途端、お部屋のぽかぽか温かさで救われた思いでした。

木のぬくもりのある建物は日当たりもよく本の種類も豊富で、かわいい手作り品もあらゆるところに展示されています。春休みに入ったので親子連れもたくさん来ています。

布絵本コーナーは一番奥にありました。
主にフェルト素材で、触る、引っ張る、ホックをはめる、マジックテープを外すなど小さな子たちも楽しめる仕掛けもいっぱい詰め込まれています。形も大小、丸い四角いといろいろです。
どれも全てオリジナル。丁寧に手作りされていて色合いやデザインがおしゃれです。布絵本は100種、680冊もあるそうです。

雰囲気は昭和のなつかしい匂い、それでいて新鮮です。
布絵本の貸し出しもされているとのこと。
きっと手芸好きな義母が喜びそう~と「まる」「おはなしえほん」の2冊お借りしました。
「まる」は新聞にも載っていたものでスイカや時計など丸いものについてる仕掛けで変化を楽しみます。「おはなしえほん」は世界のむかしばなしの一場面が一枚の布に表現されています。


病院に持っていくと義母はベッドの上で動く方の左手で布絵本を何度もめくっては閉じるの繰り返し、手の力がないのでマジックテープを取るのが精いっぱいですが、それでも何回もチャレンジしてます。おはなし絵本の天竺木綿の裏布を持ち上げて「これ、どうやって作ってるのかしら~」と義母の声が聞こえてきそうです。どちらも義母にとっては子育て時代を懐かしいんでいるように感じれました。


ふきのとう文庫ではたくさんのボランティアの方たちがいろいろな制作に携わっていらっしゃるそうで布絵本以外にも視覚障害児のために拡大写本を作られています。
普通の本を読みやすいように大形に作り替えたもの、拡大コピーではなく文字をすべて打ち直しレイアウトも変えるそうです。
視野の狭いお子さんのために縦書きのものは横書きに、色もカラーコピーではなく色抜きでコピーしてあとから色鉛筆で色を塗るという手間暇かけた作業をされています。

手作り品の販売もあり、とてもかわいいアルファベットのカードがありました。一枚のアルファベットの裏にその頭文字の絵がアップリケされています。たとえばAはアップル。
布絵本同様、一針一針手の込んだ手作りでかわいいです。義母にも手に持ってもらって楽しんでもらいました。フェルトのカードは眺めたりめくったりするだけで私もちょっと幸せな気分です。

Fukinotou_4

札幌にこんなステキな活動をされているところがあることを知ったのも嬉しいです。布絵本は子どもだけでなく大人も楽しめる…
全国に貸し出しもしてくださるそうなのでいつか地域の皆さんにもご紹介したいです。


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