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2015年2月

2015年2月16日 (月)

 ミトン

Mitonn
「ミトン」

少女とこいぬの小さな小さなファンタジー

ジャンナ・ジー・ヴィッテンゾン作 レオニード・シュワルツマン絵

まだまだ寒い今の季節にピッタリの絵本。
こいぬを飼いたくて仕方ない女の子アーニャ、でもお母さんは大反対。仕方なく赤い手袋をこいぬに見立てて遊んでいるうちにいつの間にかてぶくろが可愛いこいぬに変身します。女の子とこいぬとの間に温かなやり取りが生まれます。

随分前にケアプラザでこの「ミトン」のアニメの上映を取り入れたイベントをしたことがあります。
「チェブラ-シカ」の生みの親、ロシアを代表するパペットアニメーション作家のロマン・カチャーノフ監督によるアニメーション映画です。
友人の家でこの「ミトン」を観せてもらってすっかりファンになりました。
台詞はないけれど女の子の気持ちが手に取るように伝わってきてやさしい気持ちになります。たった10分の作品の中に温かさがいっぱい詰まっています。
人形たちや小道具がノスタルジックでステキですし、小気味よい音楽も魅力的です。

「ミトン」との出会いは杉浦さやかさんの「えほんとさんぽ」の中です。

Ehonn
この本は人気のイラストレーターさんならではの可愛いイラストと絵本の情報満載の一冊。杉浦さんの本の中でも私は一番好きかな…
絵本の紹介だけでなく絵本制作の工程、絵本屋さんに雑貨屋さん、カフェ情報など何度読んでも楽しい本。この中の「映画と絵本」、絵本や児童文学をベースにしたおススメ映画のコーナーに「ミトン」が紹介されていました。
私も大好き!というものでいっぱいです。

2015年2月 8日 (日)

オルガニートのワークショップ

 vol,31 ミュージックドロップのお知らせ

    ♪オルガニートとあそぼう!

 (定員になりましたので締め切らせていただきます)

Oru2_2
以前ご紹介したオルガニートのワークショップです。
実際に触れて美しい音色をお楽しみください!
「音のキャンバス」のたっこまんさんにオルガニートの魅力を教えていただきます!

日時:2015年3月1日(日)13:00~15:00

場所:笠間地域ケアプラザ多目的ホール(JR大船駅笠間口下車2分)

定員:30名 親子でもおひとりでもどなたでもご参加いただけます。

内容:オルガニートの実演、好きな曲を回して演奏したり聴いたり、オリジナルの楽譜カード作りにもチャレンジできます!

♥後半は横浜手ならし楽座によるミニコンサート 
めずらしい手回しオルガン、テルミンも演奏してくださいます。

参加費無料 事前申込制

お問い合わせ&お申し込みは                  
       
おと工房ぽりま 松浦まで
✉porima2008@hotmail.co.jp  
               

この事業は日赤地域福祉活動助成金事業です。

2015年2月 2日 (月)

まどさんのこと。絵本のこと。

先週の日曜日は絵本編集者松田素子さんの講演会。

Matuda5_2
このところ厳しい寒さですが、講演会当日はぽかぽか陽気でお天気にも恵まれました。小さな子たちの参加もあり、子どもたちが退屈しないようにと急きょ初めに絵本制作のお話をしてくださいました。絵本が生まれる前のお話、作家さんとのやり取りやエピソード、それにまつわる秘密の品々の資料も見せてくださいました。

「そらまめくんのベッド」「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」「ぼくのかえりみち」など松田さんが関わられた絵本の裏側はワクワクドキドキするお話ばかりでした。出来上がったものしか知らない私たちは編集者の力がどれ程大きいかを知ることが出来ました。

本を植物に例えて、「私たちには地面の上しか見えないが、上に咲いている、これが本屋さんで見ることのできる絵本。下側には根っこは付いている、この根っこがちゃんと張ったものは強い、根っこをどれ程きちんとのばしていくかがとても大切なこと、根っこのついてない切り花は持って一週間。根っこが付いていれば、枯れたかのように見えてもまた次の季節に葉っぱが出てきたりしてびっくりすることがある。本を作る時はいつも今日だけの事でなく10年20年100年も生きてほしいと思って本を作っています…」
「絵本は相手がこどもであろうと大人であろうと人の心の真ん中に入っていく、大切なものを届けてくれるすぐれたもの」


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続いてまど・みちおさんのお話。

まどさんの晩年10年間の写真集、画集、絵本の制作に関わられた松田さん。制作の事だけでなく私たちにとっても大切な話をたくさんしてくださいました。まどさんはどんな小さなことにもすごい発見をされたそうです。葉っぱの色づき、風でよせてきこえる水音、消しゴムのかすのいのち等々。
「当たり前のことのように思えるけれど世の中にはびっくりすることばかり。私たちはそのびっくりする力をどれほど無くしていることか…」

たくさんの本も紹介してくださいました。

「まどさんからの手紙 こどもたちへ」は子どもたちに是非紹介したい本、まどさんの思いがいっぱい詰まっています。
「どんな小さなものでもみつめていると宇宙につながっている」はまどさんの発言を集められたもの。
絵本は「せんねんまんねん」「くうき」のエピソードをお話してくださいました。

もう、簡単に文字にできないお話ばかりです。
松田さんは皆さんご自身のためにもまどさんの本を見てもらいたいと話されていました。
また資料としていただいた「まどさん追悼・104年の年輪をもつ人」は「こどもと読書」に掲載されたものですが、あの日からいつも持ち歩いています。

絵本制作やまどさんのお話を聴いていて私は胸いっぱいになりました。そしてこの日、一日中身体が温かでした。今もその余韻が残っています。そう、前回も感じた感覚、もう一度お話を聴きたいと思ったのもこの感覚を皆さんにも味わっていただきたいなと思ったのだということ。松田さんのお話は心に響くもの、自分や家族、世の中でいま起きていることまで思いが広がりました。

参加してくれた小学生の女の子が松田さんの後ろにまどさんがいる…と言ったそうです。きっと純粋なこどもにしか見えないものなんでしょう。
確かにお部屋のくうきが優しさと温かさでいっぱいだと感じたのは私だけではないと思います。

松田さん、ステキな時間をありがとうございました。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。

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